雅堂
大河の活動+考え+研究に関する報告のためのブログ
私の夏
金曜の夜に東京から石川に帰ってきた。車窓から金色の田んぼが見えた時は、なんだかほっとして、溜息がでてきた。

忙しい夏が終わった。この夏はサイエンス・ビジュアリゼーション尽くしだった。

東北大サマースクールに始まり、筑波大のフォーラムで講演し、アート学生へのデザイン講習に出席した後、そのまま東京のホテルに移動して国際学会(4S)に出席。慣れない英語に冷汗をかきながら、修士論文の研究発表と、パネルディスカッションでの話題提供をしてきた。その後は東京に残って数名のイラストレーターさんへのインタビュー調査(副テーマの研究)と打ち合わせ。

これらはすべてサイエンス・ビジュアリゼーションがテーマである。イベントも、発表も、調査も打ち合わせも。

この夏は、課題も多く見つかった。課題が見えるということは、見えていないときよりも前進した証拠である。しかし、具体的な壁が見えてくると、不安や焦りも出てくる。



筑波大のフォーラムで、ある先生が私に質問をした。

「今の学生は決まった職業を目指すことが多い。大河さんは枠にはまらない活動をしている。活動のモチベーションは一体何なのですか?」

想定外の質問に一瞬頭が白くなったが、その後ある単語を思いついた。私は思いついたとおり、「好きだからです」と答えた。

私はサイエンス・ビジュアリゼーションが好きである。そして、これはいろんな人の役に立つと思っている。今の私にはその好きという感情と、役に立つという信念しかない。

この二つだけしかない私に、どんなことができるのだろう。

私が関わっている活動では、待っていても仕事はふって来ない。自分で考え、自分で行動しなくてはならない。自分次第でいろいろなことができる反面、サボったら文字通り何も起きない。

しかし、私に何ができるかなんて、誰にもわからない。私にはこれだと誇れる専門性はまだない。研究は半人前だし、イラストレーション制作は素人だ。だから、やりたいと思ったことにとにかく挑戦していくしかない。

一方で、何でもかんでもやろうとすると無理が生じる。あまりきつきつに考えず、冷静になったり、ゆったり構えることも大事だろう。

いろいろと考えていると、今やるべきことを見失いそうになる。焦って何かしなくちゃ、と思いたくもなる。でも、いま一番にやるべきことは、研究のスキルを身につけ、博士号をとることである。



はあああ、ちょっと落ち着こうと思う。頭のなかがそればっかりになっているんだもの。どっか遊びに行ってリフレッシュしたい!!

明日から集中講義。気分転換になるといいな。
[ TB*1 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
● 【話題】雅堂ブログ 枠にはまらない活動のモチベーションについて言及
Science and Communication 2010/09/06(月) 05:37
蓋し名言.参考になる点,多々あります.  [続きを読む]
Copyright © 雅堂. all rights reserved. ページの先頭へ